嘔吐下痢症とは
嘔吐下痢症とは何かというと、強い嘔吐に加えて下痢が頻繁に起こる症状で、ウイルス感染が元で起こります。
初期症状は風邪と似たようなものなので、大抵の人が風邪だと認識してしまうのですが、症状が酷くなると、吐き気も伴うようになります。
具合が悪いなと思った頃にはすぐ嘔吐が生じることもあり、半日ほど過ぎるとトイレに出たり入ったりという状態になります。
嘔吐下痢症になってしまうと、嘔吐や下痢だけに留まらず、頭痛や発熱、鼻水などの症状が現れることもあるため、非常につらく、衰弱してしまうこともあります。
この病気を引き起こす正体はロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなどのウイルスで、それほど感染力は強くありませんが、体調を崩している状態では感染しやすくなってしまうため、予防が必要です。
これらの中で広く知られているウイルスはノロウイルスになりますが、ノロウイルスが原因の嘔吐や下痢は毎年ニュースで取り上げられます。
若年層の病気と考えている人も少なくないですが、嘔吐下痢症は子供だけの病気ではありません。
年齢を重ねた人でもかかりうる病気なので、体力がないお年寄りなどの場合、周りに嘔吐下痢症になっている人がいるときには接触を制限しましょう。
乳幼児にうつると、症状が進んでしまうこともありますので、早めに対策を考える必要があります。
全く処置をせずにいると症状が酷くなる可能性が高いので、乳幼児であればすぐに医療機関を受診しましょう。