嘔吐下痢症の季節
冬の時期には、ウイルス感染による病気が多くなるものですが、嘔吐下痢症も寒い季節によく確認されます。
12月から3月にかけては特に注意したい時期ですので、小さな子供の体調については念入りに見ていきましょう。
とはいっても、この期間だけ注意すれば大丈夫というわけではなく、他の季節でも嘔吐下痢症になることがあることを理解しなくてはなりません。
症状が出てくるきっかけはウイルスによるものですが、ノロウイルスに関しては秋から冬の間、ロタウイルスならば冬から春までの間に増加し、増加する時期が少し違います。
加えて、これらのウイルス以外に、嘔吐下痢症を引き起こす原因となるウイルスはいるため、一番危険なのは冬だとはいえ、一年を通して気を付けなければならないのです。
疲れが蓄積していたり体力が落ちてしまっているときにはかかりやすくなっているので、風邪などで体の調子が良くないときには留意するようにしましょう。
それに、保育園児、幼稚園児、小学生などの場合は、近くにいる子供から感染することもあります。
特に2歳から6歳までの子供がかかりやすいのですが、嘔吐下痢症になった子供を看病している人が感染してしまうことも多いため、子供の病気だから問題ないとは考えないようにしましょう。
大人が発症した場合は、子供と見比べてみて発症期間が短期間で、早く治ります。
しかしながら、酷い下痢や嘔吐が急にやってくるという症状は大人の場合も同じですので、看病するときは感染しない工夫が必要です。