嘔吐下痢症と手洗い
嘔吐下痢症は便によって感染するケースが多いので、トイレから出た後の手洗いが基本的な予防と言えます。
とりわけ、幼稚園や保育園、また小学校に通学している子供であれば、食べる前に必ず手洗いをするように実践させましょう。
同級生の中に嘔吐下痢症になった子供がいるときには、感染しやすくなってしまいますが、自分自身で注意して手洗いを徹底することにより感染する危険が減ります。
仮に自分の子がかかってしまったときには、予防を正しく行っていないと感染していない他の子供や看病する側にもうつってしまうこともあり得ます。
こういうときにも、根本はしっかりとして手洗いを実施することが大切になりますが、乳幼児のおむつを交換したあとや、吐いてしまったものを掃除したあとなどはしっかりとした手洗いを心がけましょう。
子供が吐いたときには、別の子供を別の場所に移動させてから片付けましょう。
症状が良くなってきても、その後1週間ほどはウイルスが便と一緒に排出されるので、症状が改善したからといって安心はできません。
嘔吐下痢症にならないための手洗いは、石けんを使って細部まで洗い、きちんと流水で洗い流すようにしなければなりません。
加えて、体の中にウイルスが入ってしまったら、体力が落ちていると発症しやすいので、嘔吐下痢症の発生件数が増加する冬の時期には体調を整えて体力をつけておくようにしましょう。
十分に睡眠を取り、栄養を摂ることも予防策の1つなので、体力を落とさないように心がけましょう。